退職決断に絶対に不安も後悔もない!理想の転職活動の準備とは?
人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「転職を考えているけど、不安だ!」
転職前の不安はよく理解できます。未知の環境への移行は必ずしも順風満帆とは限りませんね。
「転職は後悔をするかもしれないので踏み切れない!」
後悔の心配は転職において自然な感情です。
慎重かつ具体的な検討が欠かせません。
退職決断はとても勇気のいるものです。
ただし、感情だけで退職、転職を進めるのは危険です。
転職を成功に導くには、冷静な確認と具体的なステップが必要です。
そこで、まず転職前に確認すべき事項を整理してみましょう。
転職は感情的な決断ではなく、冷静かつ計画的に進めるべきものです。
素晴らしい職場での新たなスタートを切るためには、慎重な選定が欠かせません。感情に流されず、理想的な条件を備えた職場を見つけることが、転職の成功への鍵となります。
今回は、「退職決断に不安も後悔もしない!理想の転職活動の準備とは?」をテーマにお伝えします。
・今まさに「退職」をお考えの方へ
・転職の方向性をお考えの方へ
- 退職決断に絶対に不安も後悔もしない方法とは?
- 理想の転職活動の準備とはなにか?
- 転職に成功する人=退職に感謝がある
- 退職に至った理由を明確にし転職活動につなげる
- まとめ:退職決断に絶対に不安も後悔もしない!理想の転職活動の準備とは?
・退職は「感情」で判断しないようにしましょう。転職活動も感情で決めてしまうからです。それはとても危険なことです。
\ あなたにとって理想の職場/
退職決断に絶対に不安も後悔もしない方法とは?
転職は「絶対に感情で判断しない」ことが大切です。
基本的にこれだけです。
感情に左右されることは冷静さを欠くことでもあります。
客観的でなく、主観的な原因で退職を決断することは慎重な検討が必要です。
「今、あなたが退職しようと思っている原因は何ですか?」
この問いに対して、周囲から理解されるかどうかが重要です。
転職の動機となる「上司が気に入らないから」「人間関係の不和」「待遇が良くないから」など、さまざまな理由が考えられますが、それが客観的に見ても理解されるものであるかどうかを考えましょう。
例えば、上司がセクハラを繰り返し、それを上層部に訴えても聞いてもらえなかった場合、それはあなた自身の理由ではなく、客観的に見て「どうしようもない理由」です。
理不尽な状況に立ち向かっても解決できない場合は、退職し転職を考えるのは理にかなった判断と言えるでしょう。
「上司が気に入らないから」という理由は具体的ではありません。
これでは、次の転職の時に納得のいく説明が難しく、良い印象を与えることができません。
たとえば別の理由を用意したとしても、経験豊富な人事面接官は細かいところまで見抜きます。
具体性がない説明は後悔の原因にもなりかねません。
★前職の退職理由は方針に不信!?介護・福祉の面接試験での対処方法
★介護・福祉の面接試験で前職の給与に不満があったら場合の伝え方
★前職の退職は人間関係?介護・福祉の面接で勘違いされない方法
上記に実際に採用面接をした際の、「悪い印象」の回避方法を記事にしていますが、これを有効にするためにも、「冷静」に退職理由を決意することは極めて重要なのです。
理想の転職活動の準備とはなにか?
理想の転職とは、自身の条件と転職先の条件が合致し、満足のいく働き方ができることです。
この理想を実現するためには、退職を決断する前から慎重な準備が欠かせません。
理想の「転職活動の準備」とは、なぜ退職を考えるのか、そして転職先で何を求めているのかを明確にする時間です。
ここでは、冷静な心で自分の動機と目標を整理しましょう。
現在の職場が本当に「自分にとって悪い職場なのか?」を冷静に考える必要があります。
感情だけで「悪く」感じる瞬間は一過性のものかもしれません。
これには十分な注意が必要です。
退職を決断するような出来事があった場合でも、一旦冷静になり、じっくり考えましょう。
優良企業に勤めているのに、その職場を辞めることは相当もったいないですよね?
負の感情に振り回されず、「職場の真の評価が見えない」という陥りやすい状況に注意しましょう。
実は、将来性の高い職場かもしれません。
経験からも考えられるように、優れた若手職員がいてその才能を活かすべく昇進のチャンスが設けられていたケースもあります。
しかし、期待の大きさからくる厳しい業務指導に耐え切れず、転職を余儀なくされた経験もあります。
転職が感情的になると、悪い方向に連鎖することもありますので注意が必要です。
物事を冷静に捉え、将来を見据えた検討が後悔を避けるための重要なステップとなります。
確かな一歩を踏み出すために、今一度具体的な目標と冷静な判断を心掛けてみてください。
ちょっと我慢しておけば・・・と後悔がないようにしましょうね。
退職理由が感情的=後々「不安」と「後悔」を招き転職に失敗する
転職において失敗する原因は様々です。
私は人事担当者として、これまで1000人以上の方とお話をしてきましたが、共通していることは明確です。
退職する原因があまり良くない方が、転職に失敗しやすいと感じます。
この理由は、感情的に物事を判断しやすくなり、嫌なことがあると冷静に物事を判断しきれない傾向があるからだと考えています。
実際、このような状況では、理想とする職場を見つけることが難しくなります。
求人票で見つかったとしても、採用されるかどうかは疑わしいでしょう。
転職に成功するためには、退職も綺麗に筋が通ったものであることが重要です。
これは冷静に考えていく必要があります。
例えば、「成長したいから退職する」という理由は妥当ですが、これだけでは十分ではありません。
差し障りのないような退職理由に聞こえますが、私がそれを聞いたら「この人材は他人任せで、成長を考えている」「自分で成長することはしない人材だ」と捉えます。
受け身な人材で、信用ができないと捉えることもできます。
もしそういった差し障りのない退職理由をしようなどのアドバイスがあるのであれば、できればもう少し落とし込んだ方がいいと思います。
転職に成功する人=退職に感謝がある
転職において成功するためには、退職理由に前職への感謝の気持ちがあることが重要です。
つまり、退職の理由が他人に依存せず、自分自身に軸があることが成功への近道です。
前職に対する感謝の気持ちが明確であると、他人軸に左右されず、自己の価値観に基づいて転職することができます。
前職に感謝の気持ちをもって退職することで、誠実な印象が残り、転職が成功しやすくなります。
例えば、子育て世代の場合、家庭を大切にするために退職を決断することがあります。
しかし、これを理由にすると職場の責任にしていると誤解される可能性があります。
ですが、「前職が私に期待を寄せてくれて仕事を任せてくれたが、どうしても上司と調整ができず、仕事と家庭の両立が難しくなり退職を決意した」といった自分軸と前職への感謝を述べることで、「しょうがない」と理解されやすくなります。
感謝の気持ちと誠実さを大切にし、自らの軸を持って行動することが、転職に成功する重要な要素となります。
前職に感謝できる人は採用面接でも好感がもてます。
退職に至った理由を明確にし転職活動につなげる
「転職先にはどのような条件を求めますか?」
もしも前職の退職を決断した理由が家庭のことなど予測できない出来事からくるものでないなら、特段の条件は少ないかもしれません。
しかし、前職の経緯が「マッチングしなかった」「合わなかったこと」からくる退職であれば、様々な条件が浮かび上がることでしょう。
たとえば、「通勤距離が長かった、」「待遇が良くなかった」「休日が不足していた」など、そういった経緯があれば、今度は「通勤距離が近く」「待遇が良く」「休日が充実している」職場を条件として求めることが考えられます。
条件は多くても1つまたは2つに絞り、明確に譲れないものを抽出しましょう。
全ての条件が完璧に合致する職場は基本的には存在しませんが、自分にとって非常に良い理想の職場は見つけることができます。
介護や福祉の業界では、良い職場とそうでない職場の格差が広がっているため、転職サイトなどを活用して情報収集をすることが効果的です。
ただし、情報収集だけでなく、自分が具体的に求める条件を明確にすることも重要です。
漠然とした状態で選んでしまうと、転職が失敗しやすくなります。
転職前に不安や後悔しないために「ポジティブに」考えよう
転職についてはネガティブに考えすぎず、むしろ自分の環境を変える素晴らしいチャンスやキャリアアップの一環と捉えましょう。
転職が成功すれば、必ず「あの時転職してよかった!」と思える瞬間がやってきます。特に介護・福祉業界ではポジティブな考え方が必要です。
もちろん、「職場に合わないから転職」という理由もありますが、雇用者の事情も理解することが大切です。
「自分の評価が低い」「上司に理解されない」といった感情は自然なことですが、冷静に考えることが重要です。
他者が理解できる明確な退職理由があれば、それを採用面接で自信を持って話しましょう。
採用面接官は退職理由に興味を持ちますので、強い熱意を伝えることが肝要です。
ネガティブな思考は採用側に評価されにくいため、物事をポジティブに捉えましょう。
退職前に自分の転職意向をしっかりと考え、決意や覚悟をもって行動することで、ポジティブなエネルギーが生まれます。
ポジティブな考え方は、運命的な出会いを引き寄せ、次の転職先が素晴らしい職場になる可能性もあります。
ポジティブな考え方は介護・福祉業界で必須です。
その理由は下記の記事に述べています。
まとめ:退職決断に絶対に不安も後悔もしない!理想の転職活動の準備とは?
「勢確かな一歩を踏み出すためには、冷静な検討と具体的な理由付けが不可欠です。感情に振り回されず、将来の成功へ向けて安心して進むためにも、慎重に考えることが求められます。
転職活動を本格化する前に、慎重なステップが必要です。
その中で、まずは転職理由を明確にしましょう。
しかし、他者にとっても納得のいく理由となるよう、その背後にある事情を整理することが肝要です。
感情的な動機で転職を決断すると、他者から見ても理解されにくくなります。
そのため、冷静な視点で自らの転職理由を整理し、他者にも納得してもらえるよう伝えることが重要です。
「感情的になって判断している」と他者が感じると、転職先での適応が難しくなる可能性もあります。
転職前には冷静な検討と理路整然とした理由付けが必要です。
感情の赴くままに決断するのではなく、確かな一歩を踏み出すためにも、慎重に事を進めましょう。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。