介護の職場はブラック:転職で役に立つホワイトな職場との7つの違い
人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「今の職場でこのまま働いていいのか?」
「職場選びに失敗したくない!」
そのような悩みは、介護・福祉の仕事をするにあたって重要なポイントになります。
せっかく労力を使って転職したのに、「転職の失敗」は誰だってしたくないのです。
「働きやすい職場」で働くことは、自分のキャリアを上げることになります。
当然ながら「仕事が楽しい!」と「やりがい」をもって働くことができるからです。
多くの転職する方は「働くなら、「ホワイトな職場」で働きたい!」と考えるものです。
そのような職場で働くことになると、「ワーク・ライフ・バランス」を保ちながら、医療・福祉従事者としてスキルアップしやすいです。
今回は「『ブラックな職場』と『ホワイトな職場』の違い」をテーマにお伝えします。
・介護(福祉)職をしていて「ブラックな職場」での働き方を変えたい方へ
・「ホワイトな職場」への転職をお考えの方へ
\ あなたにとって理想の職場/
介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違い
私自身も経験がありますが、「ブラックな職場」とホワイトの職場は明確な違いがあるように思います。
私の経験から7つのポイントを紹介します。
1・介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「離職率」にある
「ブラックな職場」と「ホワイトな職場」は、当然ながら離職率が違います。
「ブラックな職場」の多い傾向として、勤続年数が比較的短い間に離職する傾向があるということです。
「ブラックな職場」に勤めると3年以上の職員が少ない傾向に気づくかもしれません。
「ブラックな職場」は、3年以上勤めることが難しいのです。
そのため組織内で「中間層が少ない」「3年以上5年未満勤務者が少ない」傾向にあると離職率が高いと言えます。
「ホワイトな職場」は働きやすさから自然と離職率が下がっている傾向にあるります。
中間層が比較的多いことがあります。
ただし、介護・福祉業界においては、女性も活躍しやすい状況であることから、人生的なイベントにより退職に至ることは、「ホワイトな職場」でも多い傾向にあります。
ですので、必ずしも「離職率が高い」ことが、「ホワイトな職場ではない」と断言することはできませんが、雰囲気が良い職場であれば、悪い離職率ではないと判断できると思います。
2・介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「労働時間」にある
「ブラックな職場」と「ホワイトの職場」では、労働時間の長さが明らかに違います。
これは残業時間も含みます。
サービス残業が多いから「ブラックな職場」というわけではありません。
残業代が支給されてるとしても「ブラックな職場」である可能性はあります。
その理由は「労働時間内で終える」ように、業務効率や改善をしないことが考えられるからです。
「ホワイトな職場」は、労働時間が短いことが多いです。
「ホワイトの職場」は、生産効率が高いことが多く、時間管理が厳密に行われている職場も多いです。
そのため介護・福祉業界の「ホワイトな職場」は、職員一人一人に与えられた職務が明確になっていることが多いです。
その結果「定められた労働時間」で必要な仕事が終わる工夫があるといえます。
また決められたルール等を職場内で徹底することにより、連携して業務が終わりやすいような工夫を取っていることが多いです。
そのため「人間関係」も良好で仕事することも可能になります。
3.介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「教育制度」にある
「ブラックな職場」は、職員への教育投資をあまりしません。
事業の将来性を高めていくためには、職員のスキルアップが欠かせません。
つまり「ブラックな職場」は、「やりがいの搾取になる」ことが多いです。
そのため、積極的に「職員の教育へ投資する職場」であれば、「職員の満足度も高くなりやすい」と言えます。
「ブラックな職場」は職員への貢献は求めますが、「人材への教育投資をする概念」はあまり持っていないことが多いです。
そのため即戦力になれる人材を求める傾向にあります。
「ホワイトな職場」は職員への投資を積極的に行い、それと同時に職員が貢献することも求めます。
4.介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「休暇制度」にある
「休暇制度」については、働き方改革もあり「ブラックな職場」「ホワイトな職場」どちらとも求人票などの表面上では、判断することが難しいです。
明確な違いは、「休みの取りやすさ」になります。
例えば「育児休暇」に関しても、「ホワイトな職場」であれば積極的な活用を推進する事が多いです。
育児に専念することが、結果として「長く勤めてもらえることになる」ことを「ホワイトな職場」は理解しているからです
「ブラックな職場」は、そのような制度をたとえ持っていたとしても、活用することに消極的です。
ですので、実際には「制度があるだけ」で、実態を職員そのものが知らないこともありえます。
5.介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「解決力」にある
「ホワイトな職場」は、マネジメントする側の人材が育っていることが多く、なおかつマネジメントする人材も「働きやすい」ことを感じているため、精神的なストレスを職場に影響を与えることなく、業務をしていることも多いです。
そのため、職員も上司に対して「相談がしやすい状況」が生まれ、その都度職員が抱える困りごとを解決できることが多いです。
「ブラックな職場」ではマネジメントする人材が機能していないことが多く、精神的にも余裕がない状態でマネジメント業務をしていることがあります。
管理者の疲弊は、職場の雰囲気にも影響することがあり、精神的な面で働きにくい環境になることが多いです。
6.介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「方針浸透」にある
「ホワイトな職場」は、職員一人ひとりが「職場の方向性」や「事業戦略を理解している」ことが多く、それに沿って働いている職場が多いです。
介護・福祉業界の事業では、実際には「方向性」や「事業戦略」を職員ひとりひとりが理解しているというよりかは、ホワイトの職場は不満がない状態が多いように思います。
介護・福祉業界ではこの「不満がない」という状態が重要で、「介護・福祉業界の役割は福祉ニーズのある方々への為に対応する仕事」という不変の方針があります。
ですので、それに対して事業所の考え方に「不満がない」ことはとても重要なことです。
「ブラックな職場」は、利益優先の方向性や事業戦略があることが多いです。
そもそも事業戦略や方針が明確に存在しないこともありえます。
そのため、職員に説明をしていないこともありえますので、働く側と齟齬が出ている状況もあることから、組織的な統一感は生まれません。
7.介護・福祉の仕事での「ブラック職場とホワイト職場」の違いは「将来性」にある
その職場自体の将来性は、「組織として社会貢献が見えるカタチでできているか」になります。
介護・福祉業界の中で「ホワイトな職場」は、地域への社会貢献をPR していることも多いです。
「ブラックな職場」は自分の職場が優先的にあるので、社会貢献をする『ゆとり』がありません。
それが、ダイレクトに働く側に「響く」ことがあります。
まとめ:介護の職場はブラック:転職で役に立つホワイトな職場との7つの違い
介護・福祉の職場は人手不足の状況が続いています。
何とかして人材に長く勤めてもらおうと、様々な福利厚生などの取り組みをしていますが、大きく改善した事業所と全くそうではない事業所の差が開いている様子もあります。
介護福祉事業は多くの法人が参入するようになって、その社会的需要の高まりもありとても多くの求職票があります。
「ホワイトな職場」と「ブラックな職場」の違いを理解して、転職活動をすることは「転職を成功させる」ことに重要なことです。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。