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介護・福祉系企業へ転職:メリットはある?経験から解説

介護・福祉系企業で「株式会社」の事業が増えています。転職先として選ぶメリットは?

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「社会福祉法人は暗いイメージがあるから、株式会社の方が良さそう!」

「株式会社のほうが待遇が良いイメージがある」

「株式会社の方がクリエイティブな仕事ができそう」

介護・福祉の仕事を始めようと求人票を見た際に、そのような考えを持つことはありませんか?

 

介護・福祉事業は「社会的な需要の高まり」から、社会福祉法人だけでなく現在は株式会社等の営利企業に関しても、介護・福祉事業を展開することができるようになりました。

社会福祉法人のメリットについては、下記をご参考ください。

(上記に関連した記事はこちら>>)

介護・福祉事業に関しては、社会福祉法人が専門としてありましたが、今現在働く側にとっても、介護系企業で介護・福祉の仕事をすることも魅力的な選択肢の一つとなっています。

 

今回は「介護・福祉系企業へ転職:転職にメリットはある?経験から解説」と思います。

こんな方にオススメ♪

・介護系福祉事業を行う企業への転職活動をお考えの方へ

 

結論

・「経営志向」の方には「株式会社」が向いています。

・実績において出世はしやすいです。

\ あなたにとって理想の職場/

介護・福祉系企業企業とは?

株式会社のような営利企業も介護・福祉事業に参入しやすくなり、求職する側の選択肢も増えました。

社会福祉法人が社会福祉サービスの中心的な法人格としてありますが、社会的な需要の高まりから、株式会社に関しても参入が増えている傾向にあります。

 

株式会社は事業の種類を決めることができるので、主な事業として「介護・福祉事業」を選ぶ必要はなく、「副」の事業として介護・福祉事業を展開している株式会社もあります。

 

そのため社会福祉法人の方が、「専門的なノウハウを持っている」といえますが、社会福祉法人経験者が、株式会社で活躍しながら、質の高いサービスを提供している事業所もあります。

ですので、株式会社も社会福祉法人と変わらないぐらいの「質の高いサービス」を提供している事業所も存在します。

介護・福祉系企業の特徴は?

介護・福祉系企業の特徴は、良い意味で「変化をしやすい」ことにあります。


変化を求め柔軟な考え方をすることは、介護・福祉業界ではプラスに働くことが多いです。

つまり、柔軟に経営状況を考え様々な取り組みを行うことが可能になります。

ただし悪い意味で言うと、「事業に失敗しそうになったら撤退をする」という選択が可能になるということです。

 

社会福祉法人は公益的な事業になりますので、「経営が厳しい」からといって簡単に撤退するという行動ができません。

株式会社はそういった意味では、経営状況によって活動の「縮小・停止」を判断することができることになります。

介護・福祉系企業の「待遇面」のメリット

社会福祉法人と、大きく待遇面が変わるということはないと思います。

あまりにも相場より「かけ離れた給与額を提示している場合」は、疑ったほうがいいと思いますが、通常は差が大きく開くわけではないと思います。

 

社会福祉法人と比べ、株式会社は「出世・昇進がしやすい傾向」にあります。

そのため待遇面が大きく向上することはあります。

社会福祉法人であると年功序列の傾向が強いと言えます。

理由は、社会福祉法人が長く事業活動をしている傾向にあるので、勤務年数も長い職員が多いからです。

 

そのため「出世・昇進」においては、年功序列になりやすいと言えます。

株式会社は基本的には、年功序列のような体制はなく、「実力主義になりやすい傾向」があります。

若い人材でも、管理職になることは社会福祉法人より可能といえます。

ただし株式会社は社会福祉法人と比べ、事業年数が若いことも多いですので、ノウハウ等の蓄積があまり進んでないことがあります。

 

そのため、たとえ「出世・昇進」をしたとしても、教育体制が整っていないことが多く自分で学んでいく必要があると言えます。

教育体制が整っていない職場で働くことは、マネジメントする人材も疲弊することが多く、出世・昇進に魅力を感じないこともあると思います。

介護系企業の「事業継続性」のメリット

社会福祉法人と比べ、株式会社は撤退・縮小の選択肢があります。

そのため事業継続性は社会福祉法人より低いと言えます。

事業継続においては、社会福祉法人が有利です。

 

介護系企業でも「明日から急に無職」ということは少ないと思いますが、可能性は「社会福祉法人より高い傾向」と思います。

介護系企業では介護・福祉事業の職員として、勤めていたとしても「別事業の職員として、配置転換」をされる可能性はあります。

しかし、事業継続性に関しては、母体企業の大きさにもよることが多いです。

そのため、株式会社として大企業であれば、事業継続性は高いこともありえます。

株式会社は比較的先述したように変化もすることが得意と言えますので、経営が難しくなってくればそれを解決しようとする力も持っていることが多いです。

そのため事業展開を全国的に行うことも可能であり、事業継続性も高まってきます。

介護系企業の「キャリア構築」のメリット

社会福祉法人と比べ、「専門的な知識や技術・ノウハウ」としてのキャリア構築は、株式会社では、「自分で学ばない限り」はなかなか難しい傾向にあると思います。

その理由は、先述しましたが「事業活動の継続年数」が比較的株式会社は若い傾向にあることが挙げられます。

 

株式会社の介護・福祉は、教育体制が整っていないことも多いですので、自分で学ぶことが得意な方はオススメだと言えます。

専門的なノウハウを学ぼうとすれば、社会福祉法人の方が有利と言えます。

しかし、福祉系の研修を提供する外部の団体や自治体も増えてきていますので、人材への教育投資を積極的に行う法人であれば、職場内ではキャリア構築が出来ずとも、外部からのノウハウを習得することは可能です。

 

実力主義の傾向が、株式会社は強いですので、出世・昇進によるマネジメントのスキルなどは「株式会社の方が学びやすい」といえます。

まとめ:介護・福祉系企業へ転職:転職にメリットはある?経験から解説

「介護や福祉の業界で働こう!」と目指されたのであれば、社会福祉法人以外にも、株式会社の選択肢も候補にあがります。

株式会社は職員の教育体制が整っていない事業所も多いですので、自分で学ぶことができるのであれば「未経験」問わず、おすすめといえます。

 

また株式会社は、社会福祉法人よりも実力主義になりやすい傾向がありますので、「出世・昇進」を早い段階で達成することができ、待遇が向上することもありえます。

その場合は、「マネジメントする人材」としてキャリアアップすることを続けていく必要がありますが、出世に魅力を感じる職場であれば働きやすく、やりがいをもって続けることも可能と思います。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

働きやすく、社会福祉法人の「サービスの質と全く変わらない」どころか、「社会福祉法人のサービスよりも質が良い」という株式会社もあります。

そのような職場を見つけられると、さほど教育体制がないこともデメリットにはなりません。

参考になれば幸いです。