人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「うつ病になって、退職してしまった」
「体調的に無理ができないので別の仕事に転職したい」
体調不良によって勤務を継続することが難しく退職に至るケースは、介護や福祉の業界では比較的多い退職理由になります。
前職の退職理由が、体調不良場合、「働く環境になっているのか?」が再就職への問題になります。
「自身の体調の場合は、完治していることなのか?」
採用面接ではそのようなところが、その部分が判断材料になってきます。
多くの職場は「長く働いてもらいたい」という希望があります。
つまり家庭事情や体調不良が原因だから、「採用しない」ということは、まともな職場では、ありえません。
むしろ体調理由の場合は体調のコントロールできている状況が、うまく伝われば採用面接官に良い印象を与えることは十分可能です。
今回は「前職を家庭事情と体調不良で退職した場合の面接対策」についてお伝えしたいと思います。
・体調不良により退職の準備をしている方へ
・体調不良で退職し、転職準備を開始している方へ
- 体調不良で退職をすることについて
- 体調不良で退職が転職で不利にならない伝え方と面接対策が必要な理由
- 体調不良で退職は転職先に絶対に伝える
- まとめ:【例あり】体調不良で退職:転職で不利にならない伝え方と面接対策
・良い職場選びは「焦らない」ことです。
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体調不良で退職をすることについて
体調不良で進退を考える場合、体調が回復しても勤務を再開したい場合は休業となりますが、通常は多くの方が退職を選択します。
これは、休業ではなく療養に専念したいという希望や、心身ともに疲れていて復帰が難しいと感じることがあるためです。
体調不良による退職は比較的簡単に行うことができます。
人手不足からくる理由などで退職を職場が認めない場合は、ハラスメントの恐れがありますので、基本的には退職届を提出すればそれで結構だと考えられます。
もし退職を言いにくい場合は、リンク先のような手段もありますのでご参照ください。
体調不良による退職は一般的なケースであり、多くの職場では体調の回復に専念してほしいとの理解があります。
そのため、退職届けは受け入れられるでしょう。
ただし、転職となる場合は注意しておくべき点があります。
それをしておかないと、再就職が難しくなる場合があります。
体調不良で退職が転職で不利にならない伝え方と面接対策が必要な理由
自身の体調による退職理由は一般的であり、身体的な健康だけでなく精神的な健康の問題も増えています。
退職理由としては特に問題はありませんが、転職時には人事担当者によってはネガティブに受け取られることがあります。
転職先を選ぶ際には注意が必要です。
多くの職場は従業員に長く働いてほしく、体力があり忙しい時間帯にも対応できる人材を求めています。
そのため、体調不良で前職を退職した人は評価がどうしても低い傾向にあります。
しかし、それをあまり気にする必要はありません。
働きやすい職場は、従業員に配慮をすることが増えています。
しっかりとお互いが働くことに関して打ち合わせをしていける環境にあれば、再就職においても、長く勤められるいい職場に巡りやすいと思います。
ただし、配慮にも限度があります。
無理な状況で正規職員を目指すことは、採用側にとって不安材料となります。
たとえば、前職でのうつ病による退職経験がある場合、現在もドクターから就労可能と診断されていても、再発の可能性があるとして採用が難しくなります。
再発での退職は採用コストが高くつく可能性があります。
そのため、体調によっては時短勤務等から始め、いずれ正規職員になるなどの交渉を面接時にしてもいいと思います。
体調不良での退職は、次の転職では働けるための根拠が必要になってきます。
通常であれば、「体調不良で退職した場合」は、最初からフルタイムで働くことは、再発に繋がることも多いので、しばらくは非常勤で様子を見るということが一般的になるでしょう。
しかし働く側としては、生活がありますので「収入を得るために、常勤で働きたい」ということはあると思います。
ですので、しっかりとした再発防止に関する根拠・対策を持っておくとよろしいかと思います。
計画的な働き方をすることは、人事担当者にとって安心感をもたらします。
内定を獲得したいのであれば、働き方に柔軟性を持つことが重要です。
体調不良で退職は転職先に絶対に伝える
体調不良で退職したことを隠すアドバイスもあるかもしれませんが、私は個人的には絶対に職場に伝えるべきだと思います。
なぜなら、健康状態を伝えずに雇用された場合、その体調不良が原因で、何かトラブルが発生した際に責任の所在が不明確になる可能性があるからです。
場合によっては、個人に賠償などの責任が発生する可能性もあります。
介護や福祉の職場に限らず、自身の体調に関する報告は職場に伝えるべきです。
採用面接では確かに、ネガティブに考える人事担当者も存在するかもしれません。
しかし、そういった職場は体調への配慮が不足しており、働きにくい環境である可能性があります。
そのような職場に縁がなかったことは、むしろポジティブに捉えるべきです。
体調不良を隠すことにメリットはないです。どんな些細なことも言っておくべき。
体調不良で退職:転職の面接対策は「交渉をする」
健康上の理由での退職は、転職先では交渉が必要となりますが、「完治するまで転職活動を控えるべき!」というわけではありません。
仕事の優先度や頻度を下げ、毎日ではなく週に3回などの働き方を検討することが重要です。
体調が改善すれば、条件を変更することも可能な条件を交渉すべきです。
そのためには、採用面接では、しっかりと要望を伝えることが大切です。
経済的な困難や心の余裕のなさからくる焦りで「通常の状態に戻りたい!」という気持ちは理解できますが、冷静に考えて判断することが重要です。
特にメンタルの問題を抱えている場合は、治療による状態の寛解でも急いでの社会復帰は避けるべきです。
ゆっくりと働くことで徐々に慣れていきましょう。
よく経験した事例が
採用面接で
「退職理由が体調不調のようですが、もう完治されたのですか?」
「完治しました」
「精神科の先生からは働いて良いと言われています」
「許可があるので大丈夫です」
上記のような求職者が多いです。
しかし、多くは短期離職につながっていきます。
本当に完治したのであれば、良いのでしょうが精神的な体調不良は「波」があります。
人事担当者を「安心させられる事」ができればポジティブに印象付けられるわけです。
「退職理由が体調不調のようですが、もう完治されたのですか?」
求職者:
病院の先生からは働くことに問題はないと言われていますが、療養中のブランクがあるため、いきなりフルタイムでの貢献は難しいと考えています。
その点を配慮していただければ、長期間にわたり貢献できると考えています。
このような回答は、勤続意欲と計画性が伝わります。つまり、職場側がどれだけ配慮してくれるかがポイントとなります。
いきなりのフルタイムの働き方は心労がたまり、結果的に退職せざるを得なくなる可能性があるため、焦らずに慎重なステップで進めることが重要です。
生活があるでしょうから、焦る気持ちはわかります。
しかし、「働くことに自信がなくなる」ことは最もよくありません。
メンタル面を患った方は「徐々に勘を取り戻す」ことが良いです。
きっと転職先も理解してくれます。
体調不良で退職:転職の面接対策で交渉をする注意点
「まともな職場」と「まともな採用面接官」であれば、体調不良に対して詳細に聞き取って「こちらがどれだけ配慮が可能なのか?」ということを検討します。
これが普通です。
ただし中には「人手がすぐ欲しい!」それが念頭にあって、詳細を聞かずに話を進めてしまう事業所もあります。
そして入社して雇用側とトラブルになることもあります。
少し上級テクニックですが、交渉をして「その職場の反応を見る」ことをしてみましょう。
トラブルになりやすい職場は、「人材を選んでいる余裕がない」ためどのような状況の職員でも、基本的には採用して様子を見るということをしがちです。
そのような採用の仕方では、介護や福祉の職場は、基本的にはチームワークで仕事をしなければなりませんので、職場の人間関係も普段からそれほど良くない状況も推察できます。
詳細を聞き取ることをしない職場は、ブラックの職場の可能性が高いとそれだけでわかります。
まとめ:【例あり】体調不良で退職:転職で不利にならない伝え方と面接対策
体調不良やの退職は、転職活動に焦らないで、体調に合わせた働きをしたほうがよろしいかとは思います。
ただし「生活のために働きたい」という理由もあります。
その場合は妥協できるところは妥協しましょう。
内定を取りたいがために「できないこと」を「できる」と述べると、採用後にトラブルになる可能性もあります。
また 体調不良を隠すこともやめたほうがいいです。
雇用側も従業員側もお互いに困る可能性もあります。
採用面接は「交渉する場にする」と良いでしょう。
体調不良や家庭の事情に交渉の場として、機会を設けてくれる職場は「働く側の気持ちに寄り添ってくれる職場」といえます。
そのような職場を見つけましょうね。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。