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介護や福祉の仕事は楽しくてやりがいがあるものです!実体験に基づく記事にしています。

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介護現場で「使ってはいけない言葉」:言葉使いで接遇に差が出る

介護現場で「使ってはいけない言葉」を理解しましょう。接遇にも差が出ますよ

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「現場のサービスの質をあげたい」

「介護の仕事は未経験だから、とりあえず優しい口調でいい?」


「現職で利用者の人達の『介護の支援の質』を上げるための、コミュニケーション方法はどうすればいいのか?」

そんなお困り事はありませんか?


実際に介護や福祉の仕事を続けていくと、コミュニケーションの仕方は、慎重に考えていく必要がある項目の一つです。


「利用者の方々の状態を安定させていく」ことは、「それに安心と安全を与えるコミュニケーション方法ができるか?」ということです。


介護職・福祉職の方は「安心と安全のコミュニケーション」を考えていかなければなりません。


「安心はわかるけど、安全も必要なの?」と考える方もいるかも知れません。

利用者の方の状態(高齢・障がい問わず)によっては、「誤った認識をもつ方」もおられます。


職員側と「伝え方」によっては、「危険なこと」にもなりかねません。


そのために、全国で多くの介護や支援の研修があるのですが、現職での独自文化として根付いている コミュニケーション方法ももちろんあります。

実際にはコミュニケーション方法は、利用者の方の状態によります。


例えば、「利用者の方はお客様だから、『タメ口』は禁止。敬語で話しましょう。」ということを徹底している職場もあります。

その反対に『タメ口で話す』ことを「伝わりやすさ」として、許可している施設もあります。

つまり「伝わりやすさ」は、職場の考え方によって違うといえます。


「使ってってはいけない言葉」とは 結論を述べると、「利用者の方の尊厳を傷つける言葉」「虐待として 捉えられるような言葉」を指します。

 

今回は「介護現場で「使ってはいけない言葉」:言葉使いで接遇に差が出る」をテーマにお伝えします。

こんな方にオススメ♪

・介護現場が未経験の方や実習などを控えている方へ

・現場のサービスの質に疑問がある方へ

 

結論
・まずは「マナー・礼儀」を守って対象者の方と接しましょう。

\ あなたにとって理想の職場/

介護現場で「使ってはいけない言葉」を理解する前に

介護・福祉の仕事は「言語」として、言葉でコミュニケーションをとる人だけではありません。

また対象者によっては、支援・介護する側に「伝えたいことが伝わらない」ことでストレスが溜まり状態が悪化することは多いです。

そのために、職員も理解しようと必死に勉強するのですが、うまく支援できずに、燃え尽き症候群になり、「一生懸命頑張っているのに、報われない」という気持ちになりやすいことがあります。

施設や事業所の介護や福祉職員で働こうとするのであれば、まず前提的に利用者の方々を「人として接することができるのか?」という倫理的な考え方がまず必要になります。

そのために、一般的に必要なマナー・礼儀は必ず必要になります。

それが「忘れ去られた時に、悲しいことに虐待だと思われるような事案」に発展します。

介護や福祉の仕事は、代表的に退職理由になりえる「人間関係」以外にも、直接的な現場業務でストレスを抱えやすいことがあります。

なので、「サービス行為として、逸脱しそうな事象」に関しては、職場の組織内で話し合いが行われることはあります。

 

そうやって「組織で研鑽していく」ことが必要になりますので、基本的にはマナーや礼儀を守って対応していけば、学ぶ姿勢によって「介護や支援におけるコミュニケーション力は上がっていく」と考えてもらって構わないと思います。

「こども扱い」は介護現場で「使ってはいけない言葉」になる

対象者が児童以外であれば、「子ども扱いをする」ような言動をしてはいけません。

代表的な言葉として、「赤ちゃんに対して使う言葉」や「子どもに言い聞かせるような 言動」になります。

「わかりやすい言葉を使いましょう」と、介護や福祉の教科書に載っていることが多いので、勘違いする方もいます。

「わかりやすい言葉」とは、「その対象者の特性に応じた『理解しやすい』伝え方」です。

例えば、「言葉より写真が伝わりやすい人」「単語の方が伝わりやすい人」様々な伝わりやすさがあり、一元化されるものではありません。

 

「子ども扱いをする」ということは、対象者が大人であれば、「人権侵害にあたる」こともあり、虐待としてグレーなことになりえます。

対象者の年齢に合わせたコミュニケーション方法は、絶対に気をつけるべきです。


そういった意味で「敬語を使いましょう」としている職場は多いですが、敬語にこだわるのではなく、「子ども扱いをするような、人権侵害にならないこと」を意識しながら働くと良いでしょう

「命令口調」は介護現場で「使ってはいけない言葉」になる

介護や福祉の仕事をすると、「利用者に対して『お願い』をすること」は、場面として多くあります。

このお願いに関して、ケースによっては利用者に対する指示ともいえることなのですが、基本的にはお願いという形で行わなければなりません。

そのため「命令口調」になることは、絶対に避けるべきです。


命令口調になっていくと、その風土が職場全体に広がってしまった場合「虐待に対して危険な状態」になりえます。

そのような兆候が見られる職場は、勤めることも避けるべきです。


基本的には「命令口調で利用者の方々に話しかけるようなことは、組織的に禁止していく必要」があります。

また実習においてはこのような実習生は、実習停止になる可能性は高くなっていきます。

「高圧的」は介護現場で「使ってはいけない言葉」

先ほどの命令口調と重なる部分はありますが、「お願いベース」での命令口調だけではなく、コミュニケーション方法として高圧的に接してしまうことに関しては、気を付けなければなりません。

特に利用者の方によっては、職員の表情や身振り手振りも総合して判断する方も多いです。

これを「ノンバーバルコミュニケーション」といいますが、無表情でコミュニケーションをとる人は、それだけで高圧的に捉えられる傾向にあります。

また「言い方」も強くなる傾向にあります。

ただし、「高圧的に話すことが多いのか?」を自分では気づいていない方も多いです。

しかし、地方によって方言などもあり、きつく言葉が聞こえる方もいます。


周りの職員から注意をされたら、それを受け止め、言い方を優しくしようとすると、比較的簡単に「伝え方」が良くなってくると思います。

「専門用語」は介護現場で「使ってはいけない言葉」になる

専門用語で話すことに関しては、職員同士であれば全く構いませんが、利用者と話す場合は避けた方がよろしいかと思います。

この理由は、わかりやすい言葉を使うということになります。

専門用語で使ってしまうと、利用者やそのキーパーソンとなる方は「理解」がついていかないことに繋がります。

専門用語で話す癖がある方は、『苦情』になる可能性もありますので、使い分けることが必要です。

「本人のお金の話」は介護現場で「使ってはいけない言葉」になる

施設や事業所で、利用料が発生する方においては「使ってはいけない言葉」として、代表的なものが『お金に関すること』です。


お金に関することに関しては、トラブルになることが増えています。


本人に直接話すことは避けた方が良いです。

その代わり『お金の話』は、必ずその方のキーパーソンとなる方を通すようにしたほうがいいです。

 

困難ケースにおいては、そのキーパーソンとなる方がいないこともあり、関係機関を通して、そのような金銭関係に関しての話し合いをすることもあります。

安易に『お金の話』を考えるのではなく、そのような話になった場合は「どのように伝えていくか?」という職員同士のルールも必要になってきます。

まとめ:介護現場で「使ってはいけない言葉」:言葉使いで接遇に差が出る

「使ってはいけない言葉」をテーマにお話しましたが、 基本的には上記に挙げたものは「最低限のこと」です。

事業所によって、「使ってはいけない言葉」がルールとしてあるのだろうと思います。


このようなノウハウに関しては、その職場で教育体制が整っていないと身に着けることは難しいと思います

 

自己流での介護や支援を行っていくと、思わぬトラブルも多く「その職場での教育体制」は必ず必要になります。

教育体制がない職場が、良い職場になることは介護や福祉業界では絶対にありえません。

教育体制は必ず必要です。

ホワイトな職場は必ず教育の仕組みがあります

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。