人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「きつい仕事は嫌だ、楽な仕事がいい!」
「楽な仕事を選びたい」という考え方は全くおかしいものではありません。
もし、黙っていてもお金が入るような「不労所得的な考え方」が楽な仕事だと考えているのであれば、私は介護や福祉分野ではそのような仕事は知りません。
しかし、楽な仕事がもし「最小限の努力で」しかも「余裕が生まれ、精神的なストレスがない」そのような働く環境であれば、介護・福祉の仕事で存在します。
働いてお金を稼ぐというのは、必ずしも苦労を伴うものである必要はありません。
もちろん、「介護や福祉の仕事がしたいから」という、やりがいを求める方もいらっしゃいますが、多くの人は生計を立てるために働いているのが現実です。
そこで、高収入や楽な職場を求めるのは自然なことです。
私は、いくら介護・福祉業界が「厳しいイメージ」があっても、「楽な仕事」の選択肢の一つになると考えてます。
なぜなら、ルーティン業務が多いからです。
そして、職場によっては、業務効率を上げるために改善策を実施している場合が多く、その結果、「余裕がうまれている職場も多い」ため、選び方さえ間違わなければ、転職しても楽な仕事ができる場合があります。
今回は「転職者必見!介護の職場での楽な仕事の見つけ方とは?」をお伝えします。
・介護や福祉業界で「楽な仕事」を探している方へ
\ あなたにとって理想の職場/
「楽な仕事」は介護・福祉の職場である?見つけ方は?
「楽な仕事」という言葉には、人それぞれの解釈があると思います。
一方、きつい仕事をイメージするとき、次のようなものがあります。
・長時間労働がある
・常にバタバタと忙しい状況が続く
そのような仕事では、ストレスがたまり、ブラックな職場だと感じてしまうことが多いです。
最初から人間関係が悪いというわけではないです。
介護・福祉業界では、人間関係が悪くて退職する人もいますが、基本的には労働環境が原因で関係が悪化することが多いと思います。
参考:退職が相次ぐ!退職ラッシュが発生した介護や福祉の職場は危険
楽な仕事とは、以下のようなものだと個人的には考えます。
・長時間の残業がないこと
・ゆったりとペース配分できること
このような仕事が楽だと定義される場合、介護・福祉業界では多くの楽な仕事があります。
ただし、介護・福祉業界の職場には、とにかくとても忙しいところも多く、そのイメージが広がっています。
それに加えて、給料がそれほど高くないため、業界のネガティブなイメージが形成されてしまっています。
参考:【経験】介護・福祉職は「やめとけ」といわれる3つの理由 - FUKUTEN blog
実際は自分のペースで仕事ができる職場も多く存在しています。
「楽な仕事がしたい」なら介護・福祉の職場は選択肢になる理由
介護・福祉の職種では、一般職員であれば「ルーティン的な業務が多い」という特徴があります。
このような「ルーティン的な業務が性に合っている方」にとっては、仕事に慣れてしまえば、比較的苦労なく自分なりのペースで仕事ができると考えられます。
しかし、「机に座っているだけでお金を稼ぎたい」という考え方であれば、介護・福祉業界の中でも管理職であれば可能かもしれません。
参考:介護施設の管理職はきつい?実はとてつもない格差があります。 - FUKUTEN blog
介護・福祉の職種は、人々の命や人生に関わることが多いため、ある程度の体力を使って行動することは必要です。
ただし、選ぶ職場や事業形態によっては、自分のペースで働けることを求めることができます。
介護・福祉業界は、人手不足が問題となっているため、働きやすい職場づくりが急務になっています。
可能な限り勤務形態を職員に合わせているところが多く、自分なりに働くペースを決めることができます。
介護・福祉の職場で楽な仕事の具体例は?
介護・福祉の業界での楽な仕事には、「管理者業務」が挙げられます。
「管理者」というと、忙しいイメージがあるかもしれませんが、全ての管理者業務がそうとは限りません。
管理職の業務が非常に楽なものになるためには、職場のシステムや体制が整っていることが重要です。
経営・運営的な業務は一般職員が担当し、管理者はチェックや監視などの業務を行うことが多いため、非常に楽な仕事といえます。
職場の考え方によっては、「管理者は基本的に信頼できる人であれば誰でも採用可能」という考え方を持っているところもあります。
縁故採用などで管理者が任命されている場所もあるめ、求人情報を探すのに苦労する場合もあります。
しかし、もし見つけることができたら意識はしておいたほうがいいです。
背景として規模の大きい法人であったり、教育システムが整っている職場であれば、管理経験者を求めているだけの場合も多いです。
その場合は介護・福祉の経験というより「管理経験」を求めていることが多いです。
一般職員の仕事も楽なものとなってくると、「比較的自立度が高い方が利用する介護施設」での「ケアスタッフ」と呼ばれる職種が挙げられます。
職場の選択にもよりますが、体力がいることが少なく、ルーティン作業や業務システムが整っている場所においては、ケアスタッフとして働くことが非常に楽だということもあります。
自分自身のペースで働き、残業が全くない場合もあるため、楽な職種になりやすいです。
介護・福祉の職場で楽な「仕事」を見つける方法は?
介護・福祉業界で楽な仕事を見つける方法は簡単です。
「相場よりも給与が少し低い職場は、楽な仕事である可能性が高い」ということです。
私の個人的な経験から、良い職場が見つかる確率が高いです。
介護・福祉業界では、多くの場合、「社会保障サービス」としてサービスが提供されています。
そのため、大法人でも、小さな法人でも、介護報酬額は同じになってしまいます。
それゆえ、差額を生み出すためには、人件費が増えてしまいます。
多くの職場では、給与を高くする代わりに、人数を減らすことにより、予算節約を行っています。
したがって、給与が低い場合は、余剰な職員が雇用されている可能性が高いと言えます。
実際に楽な仕事の見分け方はたくさんありますので、紹介してあるノウハウを参考にしていただきたいのですが、手っ取り早いことはやはり地域の情報を得ることでしょう。
実際に楽な仕事の情報を持っている転職エージェントで探すことが一番手っ取り早いですよ。
介護・福祉業界の職場では、純利益という言葉をあまり使いませんが、「支出を差し引いた差額」は事業の継続に必要です。
多くの人数を雇用できないため、職員の数によって楽な仕事かどうかを判断できます。
したがって、転職活動をする場合は、求人票だけで判断をするのではなく、必ず職場見学を行い、自分に合った介護・福祉職場を見つけることをお勧めします。
介護・福祉の職場で楽な「職場」を見つける方法は?
介護・福祉業界で楽な職場を見つけるには、以下のようなポイントをチェックすることが大切です。
ノルマがないかどうかを確認する
介護・福祉の仕事にノルマ自体があまりないため、ノルマを設けている職場は楽な仕事である可能性が低いです。
ノルマがあると、職員はストレスを感じ、働きにくい環境になりやすいので、ノルマがない職場を探すことをお勧めします。
介護・福祉業界の仕事は、基本的にはノルマなどがあるわけでもありません。
例外的に利用者の獲得のためにノルマなどを設けている職場もあるとは思いますが、福祉的な考え方とバランスを取る必要があります。
そのため「ホワイトな職場」という視点で考えれば、ノルマがある所は難しくなってきます。
業務効率化が進んでいるかどうかをチェックする
効率の良い仕事プロセスが導入されている職場は、楽な仕事である可能性が高いです。
例えば、施設内での移動に電動車いすが導入されていたり、支援者の個別ニーズを正確に把握して、個別プランを構築しているなどの職場は効率が良いため、職員の負担が減ります。
職員の人数や雰囲気を確認する
介護・福祉業界は労働者不足が深刻なため、職員さん数が少ない職場が多くあります。
そのため、職員数が少ないと、職員が多になり、負担が大きくなるため、楽な仕事とは言えません。
また、職場の雰囲気も職員の体調管理や仕事環境に密接に関わってくるため、職場見学で雰囲気を感じるようにすることが大切です。
まとめ:転職者必見!介護職場での楽な仕事の見つけ方とは?
介護・福祉業界では、ノルマがなく、ホワイトな職場も多いため、気に入る職場を見つけることができる可能性が高いです。
ただし、効率的で組織的な職場であるのか、職員の負担が大きいのか、雰囲気はどうかなど、しっかりと調べて選ぶことが大切です。
職場をしっかりと見分けることができれば、楽な仕事は介護・福祉業界の中でもたくさんあるのです。
確かに人手不足の業界ではありますが、その人出不足の業界の中でも、業務効率化を目指し様々な課題をクリアしている働きやすい職場もありますよ。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。