人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「今の職では成長が見込めない・・・」
「成長するために転職を考えたい!」
「成長することで、自分の存在価値を上げたい!」
そのように考えて、転職活動をされることは素晴らしいことです。
しかし「成長意欲をアピールする」ことによってNGだと考える人事担当者がいることも事実ですし、NG とする情報が多いのも事実です。
実際は「成長意欲をPRする事について」は全然問題がありません。
むしろ成長意欲をもっていることをPRすることは、人事担当者にポジティブにうつり、転職活動において成功しやすくなることも事実です。
しかし、なぜ「成長予定をPRすることが、NGとされ人事担当者にネガティブにうつるのか?」という理由もあります。
成長意欲をPRすることは、いわゆる「意識高い系」として思われ、意欲はあっても「能力がない」とみられやすいことが理由になります。
その点をしっかりと考えながら、志望動機を書く・もしくは述べると「ポジティブ」になり、人事担当者に好印象に思われ、内定をグッと近づけることができると思います。
今回は、例文を交えながら「転職理由が【成長したい!】ときの志望動機の書き方」をお伝えしたいと思います。
・成長したい理由で志望動機を書きたい方へ
・スキルアップをPRしたい方へ
※介護・福祉業界を志望されていなくても応用・参考になると思います!
・謙虚さをしっかり PR できれば良い
・動力がない意識高い系と思われないように PR すれば大丈夫!
\ あなたにとって理想の職場/
転職理由が「成長したい!」になる理由
向上心が強い人は、「現状維持」が停滞しているように感じられ、「このままこの職場で働いていいのか?」という漠然と不安を思い始めることが多いです。
ですので、「仕事に慣れる」ことに関しては、必ずしもいいことばかりではなく、慣れが生じていることで「停滞を感じる人」もいるのです。
「成長したい!」というキャリアアップ・スキルアップを目指すことにより、転職を決断するということが当然ではあります。
介護・福祉業界でも、成長意欲による転職は多く、様々な専門性を身につけるために職場を変えるということが多いです。
介護・福祉業界でも「成長したい!」という理由で、転職をすることが特別珍しいことでもありません。
転職理由が「成長したい!」のPRはOK?NG?
転職情報などを調べると、「成長したい!」というスキルアップへの気持ちを志望動機にすることが「NGである」という情報を目にするかもしれません。
成長したい意欲を、あまり評価しない人事担当者がいる事も事実です。
介護・福祉業界のみならず、成長意欲があることが能力の保証として、必ずしも一致するわけではないからです。
基本的に多くの企業は、能力を求めていることがあります。
これは介護・福祉業界でも同じことですが、「教育をする必要がある人材」と「既にノウハウを持っている人材」では全くコストが違います。
簡単にいえば、能力を評価する人事担当者は成長意欲をあまり評価しないことが多く、逆にいうと「教育体制がしっかり整っている職場・企業」の人事担当者は成長意欲を持っている人材を評価する傾向にあります。
成長意欲をPRすることが、「OKか?NGか?」という事は、応募先の教育環境による人事担当者の傾向によることが大きいのです。
ここで重要なポイントは、応募先が「教育体制をしっかりともっているか?」です。
教育体制をしっかり持っている職場であれば、成長意欲をPRすることが間違いなく好印象になります。
ですので、「OKか?NGか?を気にする」のではなく、正直に述べてよろしいかと思いますが、書き方(伝え方)に気をつけましょう。
成長意欲が高いことは、先にも述べたように「能力を保証している」わけではありませんので、「意識高い系の能力がない人材」として見られると間違いなく損になります。
転職理由が「成長したい!」志望動機の書き方
根本的に気をつけなければならないのは、「意識高い系の能力不足な人材」として人事担当者に印象を持たれないようにすることです。
上記を軸に置きながら、志望動機を書くと良いと思います。
ここでは例題を見ながら書き方を紹介していきたいと思います。
例文1:成長意欲が生まれた理由を書く
「成長意欲をなぜ持っているか?」ということをしっかりと説明できなければなりません。
漠然と成長意欲をPRし、「新しいことにチャレンジしたい」「学びたい」などの書き方になると間違いなく、意識高い系の能力不足の人材として見られることになります。
その動機が生まれたことを書くと良いかと思います。
前職で私は働く中で、〇〇のようなサービス提供を行いたいと考えており、それを実現するために様々な専門家との繋がりを持ってきました。
多くの方と関わりながら仕事をする中で、学びの姿勢をもって仕事をしてきましたが、さらに私自身のキャリアを上げるために、御法人の理念・方針が最先端は考え方であると結論に至り志望しました。
このように書くと、「成長意欲がある」というような書き方には直接的にしていませんが、文章の中で、「成長意欲がある人材」と印象付けることができます。
例文2:謙虚さを必ず入れて書く
成長意欲を全面に出されると「鼻につく」と考える人事担当者もいます。
そのため、成長意欲をPRすることが NG となりかねないので、謙虚さを必ず入れましょう。
自分自身の力を上げるチャンスを頂けるのではないかと考え志望いたしました。
このように書くと、成長意欲に対しての謙虚さが自然と現れます。
プライドが高い人事担当者であると、このような低姿勢が好感をもったりします。
成長意欲をPRしたいが、ヘンに受け取られたくないという方は、この書き方の方がいいかもしれません。
例文3:目標を書く
目標を書くことも有効ですが、具体的でなくても構わないと思います。
重要なことは、「応募先の職場・企業にどのような貢献があるか?できるか?」ということです。
その点さえ気をつければ、特に心配する必要はないかと思います。
職場見学をさせて頂いて、御法人の理念や方針が今後のスタンダードになるだろうと共感しました。
そのためには、前職の経験やノウハウも活かすことができると考えますが、御法人より学ばなければいけないことも多くあると思います。
御法人の理念が体現できるように貢献したいと思い志望いたしました。
このように書くと、目標が具体的ではなくとも「組織に貢献する」という言葉を述べてますので、印象は悪くないと思います。
まとめ:転職理由が「成長したい!」志望動機の3つの書き方
ポイントは
- 成長意欲が生まれた理由を書く
- 謙虚さを必ず入れて書く
- 目標を書く
このようにポイントを押さえると、「成長意欲をアピールしながら、デメリットにならないようになる」と思います。
ただし、これは履歴書等の志望動機の書き方について、今回紹介していますので、面接で志望動機を聞かれた際には、よりこれを具体的に話す必要があります。
そのため、なるべく志望動機を話すことができるように、矛盾しないようなものに書くと良いでしょう。
基本的には、面接で口頭で説明する際も、上記のポイントをしっかりと守っていれば矛盾はしないはずです。
教育体制をしっかりと整えている職場であれば、成長意欲をPRされてもデメリットになりません。
それよりも強い好印象になるためのメリットになります。
ですので、教育体制がしっかり整っている職場を選びましょう。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。