人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「入社したけど、想像と違ったので3年以内で退職した」
「若いうちに、次の仕事にチャレンジしたい!」
新卒から入社したとしてもマッチングがうまくいかず3年以内に退職してしまうケースは少なくありません。
その場合、一般的には第二新卒と呼ばれることが多いです。
「第二新卒」とは、新卒で入社してから2〜3年勤務した後に転職活動をする人や、新卒入社をせずに卒業後2〜3年経過してから就職活動をする人を指します。
※この用語には明確な定義が存在せず、使い方が異なる場合もあります。
一般的には、「一度就職したけども、短期間(3年以内)に辞めた方を“第二新卒”と呼ぶ」ことが多いです。
第二新卒であるからといって、転職において有利・不利があるわけではありません。(ご安心ください♪)
経験が求められる転職市場においては、経験が浅いため経験者と比較されると不利な場合があるかもしれません。
しかし、第二新卒や若手の場合は、実績よりも今後の成長ポテンシャルを重視する傾向があります。
特に介護・福祉業界では、上記の傾向が強くあるため、第二新卒ということで、不利なことは、ほとんどないと考えてよいと思います。
多くの介護・福祉の職場が第二新卒を採用する際には、新人育成を前提としていることが多く、新卒採用の延長線上にあると考えることができます。
したがって、介護や支援能力などのスキルマッチングが重視される経験者採用とは異なり、自分自身がどのように成長していきたいかを熱意をもって伝えることが重要です。
また、少ない経験年数の中で身につけたことや、今後どのような成長を目指しているのかという点をアピールすることが大切です。
今回は「第二新卒で転職する場合の3つの志望動機の書き方」をテーマにお伝えしようと思います。
・介護(福祉)職で第二新卒で転職をお考えの方へ
・現職を退職しようとされている新卒から3年以内の方へ
・第二新卒をネガティブに捉えず全く大丈夫です!
・志望動機はポイントをおさえましょう!
\ あなたにとって理想の職場/
第二新卒で転職することが全く不利にならない理由
現在の介護・福祉業界は、例えば高齢福祉においては、高齢化による需要の増加に対し、介護スタッフの人手不足が深刻な問題となっています。
介護職員を確保し、定着させることが困難であり、過重労働による離職や健康被害も増加しています。
そのため、人材の定着のため、介護職員の技術・知識の向上に取り組むことで、介護サービスの質の向上をはかることや、人手不足を補うために、介護ロボットやICT技術の活用など、技術革新にも取り組む必要があります。
しかしながら、このようなテクノロジーによる対応は、若い人材の吸収力の方が圧倒的に高く、介護・福祉業界の従来の人材では対応できないことも多いのです。
人間関係のメリットもある
特に、介護・福祉業界は職員自体が高齢化している事業所が少なくありません。
そのため、若い人材は必要な存在として大事に育てられる傾向があります。
特に中小規模の法人であれば、その傾向は顕著になります。
第二新卒で転職する場合の志望動機の書き方
特に第二新卒の志望動機の場合に気をつけたいことについて述べます。
2.漠然とした表現や、他の応募者と同じような表現は避けるとよいです。
3.転職をする場合、やりたいことを明確にすることが大切です。
4.志望動機には、どのようなキャリアパスを描いているのかを明確に書くことが重要です。
(例えば、将来的には経営者になりたいという場合は、そのためのキャリアパスを描き、それを志望動機として書くことができます。)
5.貢献意欲を書く
上記を一貫して、ポジティブな表現を心がけましょう。
そうすると、第二新卒をネガティブに受け取られることも少なくなります。
自分の成長やキャリアアップにつながることを書く
第二新卒の場合、前職での経験やスキルがある程度あるため、次の職場での成長やキャリアアップに期待することができます。
具体的には、専門的なスキルの習得やマネジメント力の向上、業務経験の幅を広げることが挙げられます。
志望動機を書く際には、具体的にどのような成長やキャリアアップを目指すのかを明確にすることが重要です。
例えば、現在の業務において一定のスキルを身につけたが、他分野である介護・福祉について学びたいという場合、志望先で専門的な研修や技術習得の機会があるかを調べ、それに対して志望動機を書くことができます。
御法人のビジョンや成長性に魅力を感じ、自分自身も貴法人とともに成長したいと思いました。
貴法人の取り組みには、自己成長やスキルアップにつながるものが多く、未経験の自分のキャリアを構築できるものと思い応募しました。」
企業の理念や文化に共感する
介護・福祉の法人(事業所)には、独自の理念や文化があります。
第二新卒で転職する場合、前職での経験を活かしつつ、新しい環境で働くことを求めている場合が多いため、介護・福祉の法人(事業所)の理念や文化に共感することが重要です。
志望動機を書く際には、理念や文化についてリサーチし、それに共感する理由を述べると効果的です。
例えば、介護・福祉業界で働く場合、利用者様やその家族との信頼関係を大切にし、心のこもったサービスを提供することが重要です。
志望先の法人が、このような理念を掲げている場合、それに共感する理由を述べることができます。
質の高いサービスを提供するためには、必ず信頼関係の上でされなければならないので、貴法人の考え方に共感し、志望いたしました。」
また、社員一人ひとりが主体的に考え行動できる自律的な文化も魅力的で、自分自身も自ら考えて行動できる社会人になりたいと思っています。」
「新しい経験を積みたいこと」をPRする場合
第二新卒で転職する場合、新しい環境で働くことによって、新しい経験を積むことができることが強みです。
例えば、前職での業務とは異なる業種や職種に挑戦することによって、自分の能力や可能性を広げることができます。
また、異なる業界や職種の経験を積むことによって、自分自身の価値を高めることができます。
志望動機を書く際には、新しい環境での経験に対してどのような期待や意欲を持っているのかを述べることが重要です。
例えば、前職での経験を活かしつつ、異なる職種に挑戦することによって、自分自身の可能性を広げ、新しいキャリアパスを開拓したいという意欲がある場合、それを志望動機として書くことができます。
職場見学の際に同じように考えられていることを担当者の方にお聞きしました。
私は前職でICTを利用した業務効率をあげる仕事をしており、前職での経験を存分に貴法人に活かすことができると考え応募いたしました。」
まとめ:【例文つき】第二新卒で転職する場合の3つの志望動機の書き方
第二新卒で転職する際には、志望動機を明確にすることが重要です。
そのためには、自分自身の目標や志向性を把握し、それに合った職場・企業を選ぶことが必要です。
また、志望動機を書く際には、自分自身が抱える課題や強み、企業の独自性、具体的なエピソードや実績、独自性を出すことなどにも注意し、より具体的で魅力的な志望動機を作成することが望ましいです。
ただし、志望動機を書くことがすべてではありません。
面接では、自分自身をアピールする力やコミュニケーション能力が重要になってきます。
面接では、志望動機を語ることができるだけでなく、自分自身の経験や実績、人間性などをアピールすることが必要です。
また、面接ではその職場が求める人物像に合わせて自分自身をアレンジすることも重要になってきます。
以上のように、第二新卒で転職する際には、志望動機を明確にし、面接で自分自身をアピールすることが必要です。
また、自己分析や職場調査を行い、自分自身に合った企業を選ぶことも重要になってきます。これらを踏まえ、自分自身の成長やキャリアアップを考え、しっかりとした転職活動を行うことが望ましいですよ。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。