人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「絶対に職場選びでミスをしてもらいたくない!」という思いから、これまでに当ブログでは就職活動や転職活動において重要なポイントを紹介してきましたが、一発で「ホワイトな環境かわかる方法」は存在します。
今回はたった一つの要素に焦点を当て、それを調査するだけで、その職場が魅力的なのかどうか、そして将来的な報酬や福利厚生が期待できるのかを明確に判断できる方法をお伝えしたいと思います。
・働きやすさを明確に知りたい方へ
\ あなたにとって理想の職場/
「認定制度」で選ぶことは「ホワイト」な転職への一歩
転職先に求める条件は多岐にわたり、個人の価値観によって異なります。
ただし、ほとんどの求職者が共通して重視するポイントがあります。
それは「楽しく働けるか」どうかです。
条件は様々ですが、これを長期的に維持するためには、働く環境での楽しさが欠かせません。
多くの方は条件を設定しますが、「楽しく働くこと」を絶対的な条件とすることはあまりないように感じます。
「仕事のやりがい」より前に「実利的な条件」を優先することが一般的ではあります。
例えば、以下のような物理的な転職条件としては設定しやすいのではないでしょうか?
1.通勤距離: 家から近い職場は、通勤の負担を減らし、仕事とプライベートのバランスをとりやすくします。
2.給与水準: 経済的な安定感を求め、給与が高い職場を重視することが一般的です。
3.人間関係とハラスメントの有無: 良好な人間関係やハラスメントの少ない環境は、働きやすさを向上させます。
上記の条件は個人によって優先順位が異なりますが、多くの方が求める条件になりやすいものと思います。
極端に事を言いますが、自分が「楽しい!」と感じている行動であれば、多少無理したとしてもそれを苦にしないのが普通です。
例えば、魚釣りが趣味の人は何時間もかかる釣り場まで、朝早くから行動したりします。
これは釣りを楽しいと感じてない人にとっていれば苦行ですが、楽しいと感じている人にとっては、「その工程さえも楽しく感じる」ものです。
ですので、職場を選ぶ時の条件は「楽しさ」という感情が共通してあるのではと思います。
「楽しさや満足感を得られる環境を求める」ことが結果として、自分にとって理想的な職場になる傾向があります。
自分の理想の職場を見つけるためには、「楽しく働けるか」をまず第一に条件として考慮することが重要です。
働く基本条件に「楽しさ」が必要な理由
実は、「楽しく働く」という言葉には様々な定義が存在しますが、基本的には健康でなければなりません。
なぜなら、働くことを楽しむためには、働く個人が健康であることが必要だからです。
病気がちであったり、運動不足や不健康な食生活が続くと、仕事のパフォーマンスが低下し、それが広がって人間関係を乱す原因となります。
健康を損なうと、「仕事のパフォーマンスが低下する」ことになります。
それに伴って、例えば「介護事故」などミスをすることが多くなることになります。
結果として 、人間関係が乱れる。
そして、ストレスを抱え込む。
また、健康状態が悪化する。
悪循環に陥りやすくなります。
仕事のパフォーマンスが低下するほどに健康を損なうことは、働く環境として最悪な状況であると言えます。
「健康管理は社会人の当然の仕事である」
これは理解できなくもないですが、「できなくなる要因は、働く環境にもある」と思います。
決められた時間で定時に仕事を終えることができ、残業もそれほどない状況で無理せず働ける労働環境で健康管理を怠っている場合は、「個人の責任」として捉えていいかもしれませんが、働く環境で大きく変わってきます。
例えば、残業が毎月100時間程度あるのに、健康管理は個人の仕事みたいなことを言われると矛盾しています。
したがって、職場に良い人間関係があるにも関わらず、精神的な問題が起きることもあります。
現在は「企業・職場」として、経営的に働く人々の健康は非常に重要な要素と言えます。
経営者と呼ばれるポジションの人々が、この点を理解しているかどうかは、組織内での健全な環境を築く上で鍵となります。
「未来に期待できる」将来性のある職場
外部からの称号を積極的に受けている企業は、おそらく楽しく働く環境を重視していると考えられます。
代表的なもので、「健康経営優良法人」の認定など、 ホワイト企業として経済産業省が認定する制度もあります。
他にも
厚生労働省が認定している子育てサポート企業認定・・・・くるみん
同じく
厚生労働省が認定している若者への人材育成が優秀な企業を認定する・・・ユースエール認定
様々な外部認証制度があります。
このような認証制度がある職場の仕事が過酷である場合、健康優良経営の認証が難しくなり、称号の剥奪などの制約も生じる可能性があります。
健康診断やストレス対策にも対応する必要があります。
したがって、一度取得した称号を維持し、向上させることが必要です。
言い換えれば、人材を大切にする職場は、健康や職員の福祉に関する取り組みを積極的に行っていることが多く、外部からの認定を受けている職場が代表的です。
外食産業での例を挙げれば、ミシュランの星や他の認定があると、そのレストランが高品質なサービスを提供していると信頼されます。
外部団体が認定している場合、信頼性が高まります。
このような認証は、転職を考える際に信頼できる指標となります。
転職先の職員の口コミだけでは、実際の職場環境や自分に合うかどうかが分からないこともあります。
事実を反映しているとも限らず信ぴょう性に欠けてきます。
外部認定がある場合は、一定の基準を満たしていることが分かりやすくなります。
このような情報を確認することは、転職先を選ぶ上で重要な手段と言えます。
転職・就職活動で外部認定を調べる方法
外部認定の登録状況を確認するのは比較的簡単です。
多くの場合、外部認定を受けるだけでなく、その登録には一定の予算と労力が必要とされています。
このため、事業所はほぼ例外なく、その予算と労力に見合う価値があることを示すべく、大々的に広告を展開します。
そのため、事業所のパンフレットやホームページには、外部認定の情報が記載されていることがほとんどです。
ただし、事業所によっては情報を控えめに提示している場合もあるため、詳細な情報を把握するためには、注意深く読む必要があります。
もしも見つからない場合は、経済産業省や厚生労働省などのホームページ等についても調査すると良いでしょう。
事前に職場見学ができる場合は、スタッフに直接聞いてみることも一つの方法です。
外部認定を受けている場合、玄関・入り口などに認定証が掲示されていることが多いです。
ただし、中には信頼性が低い外部評価をアピールポイントとしている職場もあるため、認定の出所を確認する際には慎重になるべきです。
基本的に、介護・福祉業界においては、行政からの認定を受けている場合が安心材料と思います。
まとめ:【介護・福祉】絶対に押さえるべき「たった一つ」の転職成功法
外部の認定一つの要素だけでも、「働きやすさ」の信頼度が飛躍的に向上します。
絶対に押さえたほうがいいポイントが外部認定・評価を確認することです。
外部認定を受けるだけでも、企業や職場が真剣に取り組んでいる姿勢が伺え、そのためには予算や労力が必要です。
この外部評価を受ける意向がある企業や職場は、信頼性が高いと考えられ、それが転職市場において注目を集めています。
転職を検討している際に基準が不明確で悩んでいる場合は、まず外部評価を確認することが一つの指針となります。
例えば、自分の住んでいる場所よりも少し離れた場所にある職場でも、外部評価がしっかりしている場合は、信頼性が高いと言えます。
特に介護や福祉業界、医療業界では、厚生労働省や経済産業省が主催する認証があります。
これらの行政機関の認証は信頼性が高く、転職先を選ぶ上で重要な判断材料となりますよ。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。