人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
介護・福祉の世界で「頑張ろう!」と決意した時から、あなたの一歩は始まっていきます。
もちろん大事な転職活動なので、失敗はしたくないと思います。
ですので 当ブログでは多くのノウハウを公開していますが、職場探しの新たな一歩を踏み出す時、失敗は恐れるものではありません。
むしろ、成功への挑戦といえます。
私自身は、今現在楽しく福祉業界で働いています。
介護・福祉転職での失敗経験を経て挫折を乗り越え、成功するためには失敗した経験がなにより大事です。
そして、何よりすぐ行動することです。
・転職失敗を回避する方法を知りたい方へ
・失敗をしたくないとお考えの方へ
・ 失敗と向き合わない限り 成功はしません。
・ 自信がないなら 専門エージェントの協力を得た方がいいです。
\ あなたにとって理想の職場/
転職に「失敗した」と思ったら即行動したほうが良い
「転職に失敗した」と気づいた時点、素晴らしいです。
多くの人は「自分が失敗したことを認めきれない」ものです。
挫折や誤算、思い描いた未来との違いに向き合うのは容易なことではありません。
しかし、「失敗した」と気づいた時点で、「次の転職成功する可能性が高い」のです。
「なんで失敗したんだろう」
「次の職場ではここを条件にしよう」
失敗をただ出来事として終わらせず、それに向き合い、その中から学ぶことで、自らをより深く理解し、次の転職成功へ向かうことができるのです。
振り返る際に大切なのは、なぜ失敗したのかを冷静に分析することです。
多くの方は、人事担当者として数多くの方の採用面接をしてきた中で、「職場と自分が合わなかった」ということに目線が行きがちですが、「自分に否があった」ことをベースに考えた方が、介護・福祉業界はうまくいきます。
異業種から転職した人たちは特にですが、自分の価値観を職場に合わせる必要があります。
「職場が自分の価値観に合わせる」考え方であると、 転職には失敗してしまいます。
ですので、転職活動は自分の価値観に近いところを見つけることが必要なのに、「自分中心」で調べて職場を決定してしまうことが多くなってきます。
失敗は基本的に自分自身にあると思った方がいいです。
前回の転職での選択、コミュニケーション、スキルの不足など、具体的な要因を見極めることで、同じ失敗をしない分析ができます。
失敗からの教訓は、転職の成功へ必ず必要になります。
手順1.「なにが」転職の失敗か整理しよう
失敗から学ぶために、失敗・理由を整理しましょう。
次の転職成功への準備が必要になります。
これをすると「退職のタイミング」を見つけることにもつながってきます。
すぐに退職することも一つの選択肢ですが、その際には転職先が雇用保険に加入してしまうと、その履歴が残ってしまいます。
したがって、そのタイミングを過ぎてしまっている場合は、いつまで現職を続けるかを判断する前に、事前に整理をすることが良いでしょう。
転職に失敗した!1か月で「もう辞めたい!」場合の対処法 - FUKUTEN blog
「職場の強みと弱みの洗い出し」とは、職場の「我慢できるところ」と「我慢できないところ」を客観的に評価し、それを理解するプロセスを指します。
これは、次の転職活動にも役立ちます。
強みの洗い出し
職場で学べることや優れている部分、特に他社よりも優れている点を見つけ出すことです。
これには、将来性、方針、働きやすさなどが含まれます。
職場の強みを理解することで、しばらくは気持ち的に勤めやすくなります。
例えば、「人間関係が良好」や「協調性のある組織」といった部分も我慢できるかもしれません。
弱みの洗い出し
逆に、転職に失敗したと思うことを具体的に書き出してみましょう。
これは次の転職の機会で「条件の抽出」に効果的でもあります。
例えば、「残業が多い」という場合、業務効率が充実した職場環境が今後の条件になり、職場見学などで、より具体的なリサーチにつながります。
多くの転職者は、転職に失敗したことだけを記憶し、具体的な条件を考えずに転職先を決めてしまいます。
その結果、新しい職場が続かないことがよくあります。
転職活動には必ず失敗する理由が存在します。
逆に言えば、失敗は避けられないものですが、その失敗に対してデータとしてしっかりと分析する力が必要です。
単に記憶だけで条件を絞ってしまうと、再び失敗する可能性が高まります。
手順2.辞め時の把握と周辺の情報収集
転職に失敗感を抱いた時は、できるだけ早く退職の行動を取るべきですが、中途半端な時期に転職すると迷惑をかける可能性もあり、円満な退職には結びつかないことがよくあります。
可能であれば、勤務しながらも情報収集を続けることが良いでしょう。
周辺(通勤可能エリア)にどのような施設があるのか、評判はどうかなどを知っておくことが重要です。
実際に、多事業所との交流が活発な事業所はネットワークを構築していることが多く、情報収集がしやすいでしょう。
また、転職エージェントを利用すれば情報はどんどん入ってきます。
円満な退職を目指す場合は、職場が余裕がある時期が適していると思います。
(良い職場がみつかりやすいですよ。興味があればどうぞ♪>>)
手順3.転職に成功するためには「調査」をすること
転職の成功は「知る」ことから始まります。
「なにを自分が職場に求めているか?」分析を通じて、転職先に求める条件を見定めましょう。
介護・福祉業界のポイントは「人」になります。
特に職務経歴書は案外重要です。
ですので、例えば 異業種の方が「食品製造業をやって来られた」とすると、 「食品の仕入れに関するコストカットを50%達成した」などの実績は介護・福祉業界ではあまり注目されません。
それよりも、「食材のコストカットを達成するために 関係業者と話し合って調整をした・説得をした」という書き方であれば、この途方もない苦労に熱意をもって進めたという印象が与えられます。
ほんの少しPRの仕方を変えるだけで良い印象になります。
転職に失敗して短期の離職が生じた場合でも、面接でその経緯を正直に伝えることは良いプレゼンテーションとなります。
例えば、
今回の転職活動では、様々な要素を注意深く見極めさせていただき、貴社が他社よりも魅力的であると感じ、応募しました。」
上記のような具体的な説明やその職場の魅力をPRすれば、人事担当者も悪い印象を持ちにくいでしょう。
適切な転職先を見つけるためには、慎重な企業リサーチが欠かせません。
職場探しを通じてスキルや価値観が最大限に発揮される職場を見つけましょう。
それが難しいのであれば転職エージェントを活用する方がいいです。
特に 転職先の候補が見つかった場合は、必ず見学をしましょう。
見学をするのとしないのでは、働いた時の満足感が違います。
再度の退職はキャリアに注意
再度言いますが、実際に働いてしまうと、再び「退職」をすぐにしないほうが良いです。
できないわけではありませんが、キャリアに傷が入ることもありえます。
「辞める」ということが非常に難しくなってきますので、職場見学をして納得感を得た上で、採用試験などを受けることが必要になってきます。
この工程を省いてしまうと、人材不足の業界では雇用側が得をしてしまいます。
職場側(雇用側)は、人手不足だから人材を獲得したいのです。
獲得したいという目的にとらわれてしまうので、基本的に面倒な採用工程は排除してしまう傾向にあります。
つまり、履歴書が送られた時点で即採用ということもありえるのです 。
労働はお互いの合意がないと成り立たないものです。
入社が簡単な職場 ほど危険な職場である可能性が高いのです。
まとめ:【実体験】介護・福祉転職での失敗:気づいた時点で準備すべき手順
転職に失敗することは、誰にだってあります。
ですので、失敗したからと言って落ち込む必要はありません。
ただし、この失敗から学ぶことは大事です。
経験があるからこそ、それを活かすという行動に目線を向けましょう。
転職先を選ぶことは簡単ではありません。
簡単に選んでしまうから、失敗しやすくなります。
今の時代は、就職先を選ぶ方が難しいのです。
働き手がどんどん減っていますので、人手不足の業界は 何としてでも採用しようと、躍起になっています。
ですので、甘い言葉で採用をつなげるところもあるくらいです。
例えば、求人票では給与が高く見えてもよくよく調べていけば、昇給も賞与もないということもありえます。
全てが自己責任になってきます。
ですので、失敗したからと言って落ち込まずに成功につなげましょう。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。