【必見】介護の管理職の求人の選び方|仕事と年収はどのくらい?
人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
「一般企業での管理職は給料が高いと言われますが、介護・福祉業界はどうなのでしょうか?」
「管理職になりたいけど、給与が見合わなくなる可能性はないか?」と心配ですよね。
介護の分野で管理職の道を考えている方、素晴らしい選択です。
実際、介護や福祉施設の管理者には、女性も増えてきています。
また、男性・女性ともに、職場によっては満足できる待遇が用意されています。
介護・福祉業界の管理職は、施設や職場全体のマネジメントが主な仕事で、現場業務から離れることが多くなります。
現場で働く方にとっては、「管理職のキャリア形成」だけが魅力的に映るわけではありません。
そして、「出世しても給料が上がらず、仕事だけが増える」といった懸念もあるでしょうが、仕事の選び方でかなり解消できることです。
★介護施設の管理職はきつい?実はとてつもない格差があります。 - FUKUTEN blog
最近では「出世が必要ではない」と考える人も増えていますが、私はキャリアアップとして出世を目指すべきだと思います。
介護・福祉の人材も組織の一員であり、社会人として広い視野で働くことが求められますが、向上心を持って働くことが、具体的なキャリアに繋がるのです。
実際、管理職としてのマネジメント経験は、転職時に有利に働くことがあります。
今回は「介護の管理職の求人の選び方」をテーマにお伝えします。
・管理職経験のある方で転職をお考えの方へ
・管理職ヘの出世についてお考えの方へ
・キャリアアップをお考えの方へ
- 介護の管理職の求人の選び方|仕事と年収はどのくらい?:まえがき
- 介護・福祉業界の求人で管理職の年収はどのくらい?
- 介護の管理職の求人の選び方はフォロー体制が重要
- 介護の管理職に必要なスキルは?
- まとめ:介護の管理職の求人の選び方|仕事と年収はどのくらい?
・「管理職」が割に合わないことを避けるには「職場選び」が重要です。
・管理職が未経験の方は「フォロー体制」の有無がポイントになります。
\ あなたにとって理想の職場/
介護の管理職の求人の選び方|仕事と年収はどのくらい?:まえがき
現場で働く人材も重要ですが、それを統制する管理職も同様に必要です。
介護・福祉業界の管理職の求人は、通常の介護士の給与に上乗せされていることが多いです。
これは、一般的な企業の管理職と異なり、数字で表しにくい業務が多いからです。
初期の給与が一般的には低くても、昇給などを経て数年後には満足できる給料を得ることが期待できます。
ただし、職場によっては昇給が難しい場合もあるため、転職を考える際には、給与・待遇だけでなく、「自分のスキル・考え方に合った職場かどうか」を重視することが大切です。
介護・福祉の管理職は、業務の性質上、「数年かかる結果」が求められる仕事です。
成果を評価し、昇給による待遇改善が基本です。
転職先を探す際には、目に見える給与・待遇だけでなく、「自分のスキル・考え方に合った職場か?」を見極めることが成功への近道です。
介護・福祉業界の管理職は、その施設(事業所)で発生する課題やニーズを解決する役割を果たします。
この仕事では通常、「経営・運営に関する日常的な業務」が中心となります。
たとえば、以下のような業務が挙げられます。
- 経営に関する業務全般
- 人事に関する業務全般
職名は施設によって異なり、施設長や管理者、マネージャーなどがありますが、共通して施設(事業所)全体の福祉活動に関する管理が求められます。
当然ながら、現場経験を有する方が管理職に向いていると言えますが、現場経験だけでは施設経営の継続は難しいこともあります。
必ずしも現場経験は必要ないとする事業所(職場)もあります。
なぜなら、「経営的な能力」が必要であり、自発的な業務の遂行やリーダーシップも要求されるからです。
職員の育成も担当しなければなりません。
つまり、管理職の仕事は幅広く、非常に多岐にわたります。
そのため、「忙しい」という印象があり、「給与との見合わない働き」を感じることもあるでしょう。
しかし、私の経験から言えることは、一度システムを確立すれば管理職の仕事は非常に楽になります。
管理職が忙しい理由は、施設の経営システムが整っていないか、あるいは管理職が経営計画を持っていないことが原因です。
最初は多忙かもしれませんが、システム構築に成功すれば、「楽な仕事」だと断言できます。
介護・福祉業界の求人で管理職の年収はどのくらい?
介護・福祉業界での管理職の年収は非常に差がありますので、一概には言えませんが、大きな法人に勤めた方が管理職としての給与は比較的高いような傾向があります。
「給与を高くもらいたい」と考えるなら、大規模な法人を転職の選択肢に加えることがおすすめです。
ただし、大企業では多くの管理職候補がいますので、求人は限られることがあります。
したがって、求人情報で比較的大きな法人が管理職を募集している場合は、「募集理由」を念入りに調べたほうがいいです。
中小の法人では管理者の募集がよく見られます。
管理職のポジションは極めて重要であり、通常は「最初は給与を抑えめに提示し、様子を見ながら後から待遇を見直す」というアプローチが一般的です。
したがって、待遇を求めることについては、「数年掛かる」と思ったほうがいいです。
基本的には中小規模の法人が管理者を求めることが多く、求人情報で見つけることも多いでしょう。
ただし、中小法人で管理者になる場合は、待遇よりも働く環境や職場の雰囲気などを調査することが重要です。
特にベテランの職員が揃っている場合は、安定感があるため候補に入れる価値があります。
サービス事業所が「株式会社」である場合、ノルマが課せられる可能性があるため、高給与であっても定着率が低いことがあります。
給与だけでなく、福祉厚生やサポートなど「待遇全体」を確認することが重要です。
全国平均の管理者の給与は厚生労働省の統計から得られますが、地域差や業務の違いから判断が難しい部分もあります。
地域ごとの給与相場を把握し、それを基に検討していくことが大切です。
相場などは転職エージェントが持っていることが多いので、手間なく探したい場合はとても有効ですよ。
管理職の年収の実態は?
・管理職
260,542円
・主任・(サブ) リーダーなど職場のまとめ役
233,355円
・一般職・担当職
178,911円
上記のデータは厚生労働省からのものですが、経験上、しっかりとした職場を選べば平均給与を大幅に上回ることは十分可能です。
ただし、そのような求人情報は中々出てこないことがありますので、転職サイトなどに登録して情報収集を早めに始めることが重要です。
自分に合った理想の職場を見つけるためには、積極的な行動が必要です。
介護の管理職の求人の選び方はフォロー体制が重要
「管理職はストレスがたまりがちで難しい」という先入観があるかもしれませんが、実際には「自ら行動し、学ぶ意欲」があれば、それほど難しいものではありません。
特に転職を検討する際には、転職候補先に「フォロー体制があるか」が重要です。
管理者としての経験があるかないかにかかわらず、管理者としての業務には様々な考慮が必要です。
管理者の最終目標は職員の働きやすさを確保することであり、その中には自らも含まれます。
したがって、自身も楽な仕事の方法を模索し、そのためには管理者自身にも考える時間が必要です。
その際には、職場全体の組織的なサポートが不可欠であり、管理者は職員をサポートする立場と同時に、自身もサポートを受ける必要があります。
管理職の役割は、基本的には運営を円滑に維持することです。
自らが計画したことが実現することで得られる達成感もあります。
難しさを感じる場合は、知識を身につけることがおすすめです。
特にビジネス書には「マネジメント」に関する知識が豊富にありますので、それを学ぶことで難しさを乗り越えられるでしょう。
介護の管理職に必要なスキルは?
介護・福祉の管理職に必要なスキルは何でしょうか?
介護・福祉業界での管理職に必要なのは「マネジメントのスキル」です。
施設計画の策定、実現、職員の統制などが業務において不可欠です。
特に職員の統制においては、働きやすい環境や働き方改革に適した仕事の形などが求められます。
人材不足の業界なので、これらのスキルは非常に重要です。
これらのスキルは実務経験を積むことで身につき、管理職になった後も学び続けることが不可欠です。
マネジメントを通じて多岐にわたる成果を上げることで、待遇の向上が期待できます。
まとめ:介護の管理職の求人の選び方|仕事と年収はどのくらい?
介護・福祉業界の管理職は、多岐にわたる業務があり、時には好ましくないイメージを抱くこともあるでしょう。
求人情報を見ても、「高待遇」というキーワードがあまり目につかないかもしれませんが、実際には高待遇で管理職を求めている事業所も多いです。
そして、必ずしも「高待遇だから仕事が激務」というわけでもありません。
これらの事業所は、経験豊富なキャリアを持つ人材を積極的に募集しており、そのために転職サイトや公開求人などで情報を提供していることがあります。
ハローワークなどの公的機関での求人検索も有益ですが、転職サイトから情報を得ることで、より多くの選択肢を見つけることができます。
管理職を目指す方は、複数の情報源から情報収集することが重要です。
管理職は通常、「何年もかけて事業所を発展させる」という視点で求められる職種であり、初めから高い給与を用意するのは難しいとされています。
ただし、管理職の給与待遇には大きな伸び代があるのが特徴です。
また、管理職経験が豊富な方には、最初から一定の待遇を提供している職場もありますが、採用された後も仕事が割に合わないことのないように、しっかりとしたフォロー体制のある職場を選ぶことが重要です。
給与だけでなく、自分の能力や経験を最大限に発揮できるかどうかを見極めながら、求人情報を検討することが、管理職転職の鍵となりますよ。
\最後まで読んでくれてありがとう♪/
参考になれば幸いです。